健康と暮らし
退職後も動ける毎日へ、
運動と片付けの
小さな習慣
続けられる動きと、出掛けたくなる用事を残す
退職後の生活では、意識しないと外へ出る用事が減ることもあります。今の体力に合う活動を少しずつ取り入れ、動きやすい家と予定を整えましょう。終活で減らしたいのは管理の負担であって、活動する楽しみではありません。
通勤がなくなった分、ゆっくり過ごせるのはうれしいこと。その一方で、歩く機会や人と会うきっかけが減っていないか、暮らしの一週間を振り返ってみませんか。
1数字を知る
運動習慣がある人は、どのくらい?
2024年国民健康・栄養調査を引用した高齢社会白書には、次の割合が示されています。「1回30分以上、週2回以上の運動を1年以上続けている」人の割合です。
横棒の共通目盛り:0〜100%。令和8年版高齢社会白書・図1-2-2-3。異なる年齢集団の比較であり、年齢を重ねれば運動量が増えることを意味しません。この調査の定義と推奨運動量は別です。
2無理なく動く
今より少し、続けられる量から
厚生労働省の身体活動・運動ガイド2023は、個人差を踏まえ、今より少しでも多く体を動かす考え方を示しています。体調や身体機能に合わせ、座りっぱなしの時間にも目を向けます。
持病や痛みがある場合は、何をどの程度行うか医師などと相談しましょう。重い家具の移動や、高い棚の片付けを運動代わりにする必要はありません。
3住まいを整える
動きやすさと、楽しみの道具を残す
運動を始める前に、新しい道具を増やす必要はありません。靴を出しやすくする、玄関の荷物を減らす、床の通り道を空ける。外出までの小さな手間を減らしてみましょう。
趣味の道具や外出着は、今の自分が使う物を中心に選びます。使わない物の管理が減ると、楽しみに使う時間や場所を取り戻しやすくなります。
- 外へ出るときに使う物を一か所へ
- 家の中の通り道を確保する
- 一人で難しい片付けは、手伝いを頼む
4今日の一歩
「やるべき運動」より「楽しみな用事」
近所の店へ寄る、図書館へ行く、季節の花を見に行く。生活の楽しみと活動を結び付けると、予定を考えやすくなります。天候や体調に合わせて休んだり、室内でできることへ替えたりして構いません。
友人や家族と、次に会う日を決めるのも一歩です。これからも続けたい用事を書き、そのために家のどこを整えると楽になるか考えましょう。
活動を続けるためのメモ
- 楽しみにできる用事
- 例:近所の市場へ旬の野菜を見に行く
- 出掛ける前の困りごと
- 例:靴が奥にしまわれている
- 今週整える場所
- 例:玄関の一段だけ
