住まいと安全
つまずきにくい部屋へ、
暮らしの動線を見直す
きれいに見える部屋より、毎日動きやすい部屋を目指す
よく歩く場所の物やコードを除き、足元の明るさと敷物を確認します。片付けだけで解決しないふらつきや動作の困りごとは、医療・介護の相談先へ伝えましょう。
慣れた家でも、物の置き場や体の動きが変わると歩きにくくなることがあります。大がかりな改装の前に、毎日通る場所を本人と一緒に見直してみませんか。
1通り道
寝室、トイレ、台所の間を確認
床に置いた新聞や袋、通路を横切るコード、めくれた敷物など、足が引っかかりやすい物を探します。消費者庁も、コードの配置や敷物への対策、整理整頓を注意点として挙げています。
本人が普段どこに手を伸ばし、どこを通るかを聞くことが大切です。家族の判断で置き場を全部変えず、使う人が覚えやすい位置を一緒に決めましょう。
2足元と照明
夜の見え方も、昼とは別に確認
夜間のトイレまでの道や、ベッドから立ち上がる場所に暗がりがないか確認します。手の届く照明や足元灯を使う場合も、新しいコードが通路を横切らないようにします。
床が濡れたままになりやすい場所、滑りやすい履物、床との色の違いが分かりにくい段差も見直します。気になる場所を写真にしておくと、相談するときに説明しやすくなります。
- 1
足元
物・コード・敷物のめくれ
- 2
目線
暗がり・段差の見えにくさ
- 3
手の届く位置
日用品・照明・連絡手段
3収納の高さ
よく使う物は、無理なく届く場所へ
重い鍋や日用品を高い棚から取るために、椅子へ乗るような収納になっていないか確認します。使う頻度が高い物から、かがみ過ぎず背伸びせず取れる場所へ移します。
手すりや福祉用具が必要そうな場合は、自己流で取り付けたり選んだりせず、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーなどに相談できます。住宅改修の費用制度も、工事前に確認しましょう。
4小さく始める
今日は一つ、通りやすい場所を作る
通路の袋を一つ移すだけでも、変化を確かめられます。片付けの途中で出した物が床をふさがないよう、終わったら安全に歩ける状態へ戻します。
繰り返し転ぶ、ふらつく、薬を変えてから不安があるときは、部屋の問題だけと決めつけず医療者へ相談してください。薬は自己判断で中止・変更しないようにしましょう。
部屋の見直しメモ
- 気になる場所
- 例:夜、寝室からトイレへ行く通路
- 自分で変えられること
- 例:通路の袋を移し、照明を確認
- 相談したいこと
- 例:立ち上がりにくさと手すりの位置
