健康と暮らし
健康寿命と平均寿命、
その差から考える終活
年齢の期限ではなく、今の暮らしを整える手がかりに
健康寿命は、日常生活に制限のない期間の平均です。平均寿命との差は「誰もが最後に寝たきりになる年数」ではありません。数字を期限にせず、自分で選べるうちに暮らしと希望を整えるきっかけにしましょう。
終活は、最期のためだけの準備ではありません。好きな場所へ出かける、家で心地よく過ごす、人とのつながりを続ける。その生活を支えるためにも、今のうちにできることがあります。
1数字を知る
健康寿命と平均寿命は、違う指標
厚生労働省の2022年値では、健康寿命は男性72.57年、女性75.45年。平均寿命は男性81.05年、女性87.09年です。同じ年の数字を並べると、健康上の制限も見込んで生活を考える意味が見えてきます。
横棒の共通目盛り:0〜100年。厚生労働省2024年12月公表資料。健康寿命は日常生活に制限のない期間の平均。今の年齢からの余命や、個人の健康状態を示す数字ではありません。
2読み違えない
「この歳まで元気」の線引きではない
健康寿命は集団の状態を表す指標で、一人ひとりの将来を予測する時計ではありません。すでにこの年齢を超えていても、それだけで生活を縮小したり、やりたいことを諦めたりする必要はありません。
平均寿命との差を、そのまま人生の最後に連続して寝たきりになる期間と読むのも適切ではありません。必要な支援を使いながら、自分らしく過ごす暮らし方も含めて考えます。
3暮らしへつなげる
続けたいことから、準備を選ぶ
たとえば旅行を続けたいなら、重い荷物を減らす。自宅で過ごしたいなら、歩きやすい通路や手の届く収納を整える。家族へ負担を残したくないなら、連絡先や大切な書類の所在を一緒に確認します。
これは当サイトが提案する終活へのつなげ方です。健康づくりと、支援が必要になった場合の備えは、どちらか一つを選ぶものではありません。今を楽しむ準備と、先の安心を並行して進められます。
- これからも続けたいことを一つ書く
- 今の家で負担になっていることを一つ減らす
- 自分の希望を知っていてほしい人に話す
