デジタルの整理
パスワードを安全に
守りながら、
家族へ備えを残す
全部を教えるのではなく、必要なときに困らない道筋を作る
まず使っているサービスの名前と問い合わせ先を一覧にし、パスワードそのものは安全に別管理します。家族への引き継ぎは、各サービスの正式な機能や手続きも確認しましょう。
自分しか分からない契約が増えると、いざというとき家族が存在すら見つけられないことがあります。一方、秘密情報を共有ノートやメールにまとめてしまうと、漏えいの心配も増えます。
1一覧と秘密
サービスの一覧と、鍵になる情報を分ける
家族に見せる一覧には、サービス名、用途、有料かどうか、公式窓口、本人の希望を記します。口座の暗証番号や認証コードを、誰でも読める一覧に書く必要はありません。
パスワードを紙で保管するなら見られない場所に、管理ツールを使うなら復旧方法まで確認します。どこに情報があるかを伝える相手は、信頼できる必要な人に絞りましょう。
家族に伝える一覧の例
- サービスと用途
- 例:写真保存サービス。家族写真を保存
- 希望
- 例:必要な写真を残してから整理したい
- 確認先
- 公式ヘルプと、別保管している手続き情報
2普段の安全
引き継ぎのために、安全性を下げない
IPAは、長く複雑で使い回さないパスワードや、多要素認証の利用を勧めています。家族が覚えやすいからと、すべて同じ番号や誕生日にそろえるのは避けましょう。
機種変更や電話番号の変更時は、復旧用の連絡先も見直します。助けてもらう場合も、届いた認証コードを知らない相手に伝えたり、メールのリンクだけを頼りに入力したりしないようにします。
参考:IPA|不正ログイン対策
3公式の備え
サービスが用意する引き継ぎ方法を使う
Googleには、一定期間利用しない状態が続いた場合の通知やデータ共有を設定できるアカウント無効化管理ツールがあります。死亡時だけを判定する仕組みではないため、作動条件を理解して設定します。
Appleには故人アカウント管理連絡先の仕組みがあります。必要な情報やアクセスできる範囲はサービスごとに違います。パスワードを知っていれば、家族がすべて自由に利用できるわけではありません。
- 1
存在を伝える
サービス名・用途・希望を一覧に
- 2
方法を確認
公式の引き継ぎ・解約手続きを調べる
- 3
安全に保管
秘密情報は別管理し、必要な人へ所在を伝える
4見直す時期
機種変更を、備えの点検日に
新しい端末でログインできたら、旧端末を消去する前に復旧方法と保存データを確かめます。家族へ伝えた連絡先や保管場所も、変更したら更新しましょう。
まずは写真、メール、支払いのあるサービスのうち一つで構いません。誰に何を残したいかを考えると、安全のための整理と家族への準備を一緒に進められます。
