分割終活
年に一度、
終活を見直す日を
つくろう
去年の準備を、今の自分に合わせ直す
誕生日など覚えやすい日を、準備の見直し日にしてみましょう。連絡先・持ち物・住まい・契約・希望の変化を確認し、今年取り組むことを一つ決めます。大きな変化や期限のある手続きは、その日を待たずに対応します。
連絡先を書いた。引き出しを片付けた。家族に希望を話した。その準備は、暮らしが変われば少しずつ更新が必要になります。最初からやり直すのではなく、変わったところだけ直していけば大丈夫です。
年に一度という頻度は、続けやすくするための当サイトの提案です。終活全体に公的な点検周期があるわけではありません。誕生日、年末、家族が集まる日など、自分に合うきっかけを選びましょう。
1変わったこと
一年間の変化から、見直す場所を探す
引っ越し、退職、入院、家族の独立、携帯電話の変更。大きな出来事があった年は、それに関係する情報から見直します。何も大きく変わっていなくても、使わなくなった物や契約が見つかるかもしれません。
全部の書類を広げるより、「去年から変わったこと」を先に挙げると、必要な確認に絞れます。片付ける量を競わず、今の生活に合っているかを確かめましょう。
連絡先
頼れる人、病院、支援先、電話番号の変更
暮らしと持ち物
家事の負担、使わない物、住まいで困る場所
契約と書類
使っていない契約、支払方法、重要書類の所在
自分の希望
続けたいこと、家族に伝えたいことの変化
2希望を話す
以前と違う希望になってもよい
医療やケアの希望は、体調や経験によって変わることがあります。厚生労働省の「人生会議」は、大切にしたいことや望む医療・ケアについて、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みです。
「前にはこう言ったけれど、今はこう思っている」と伝え直して構いません。書面だけを残して終わりにせず、誰に伝えたか、いつ話したかも残しておくと、今の考えを共有しやすくなります。
参考:厚生労働省|「人生会議」とは?医療・ケアの希望を繰り返し話し合う考え方。終活全体の年次点検を推奨する資料ではありません
3見直しメモ
確認して、一つ直して、伝える
見直しで気付いたことを、その場ですべて解決しなくても大丈夫です。自分で更新できること、家族に確認すること、窓口へ相談することに分け、今月行うことを一つ決めます。
パスワードや資産の詳細を広く共有する必要はありません。必要な人が適切な方法で確認できるよう、情報の保管場所と連絡先を整理します。古い控えが残る場合は、最新のものが分かる日付を付けましょう。
- 1
変化を見つける
去年のメモと今の暮らしを比べる
- 2
一つ更新する
連絡先や契約一覧など、直せる部分から
- 3
必要な人に伝える
変更点と、最新の記録の場所を共有
当サイトが提案する進め方です。
今年の見直しシート
- 確認した日
- ○年○月○日
- 変わったこと
- 連絡先、住まい、体調、家族、契約など
- 今月すること
- 例:使わない定期契約を一つ確認する
- 相談・共有する相手
- 家族、地域の窓口、専門家
- 次の見直し日
- 例:次の誕生日。大きな変化があればその都度
4待たないこと
期限のある手続きは、年一回と分ける
緊急連絡先が変わった、薬が変わった、契約更新が近いなど、すぐに確認したいことは見直し日を待ちません。不動産の登記など、法律上の期限がある手続きも別に管理します。
例えば不動産の所有者は、2026年4月から住所や氏名の変更登記が義務化され、原則として変更から2年以内の申請が必要です。以前の変更で未登記の場合なども含め、対象や期限を法務局の案内で確認しましょう。
終活は、暮らしを止めて完成させる宿題ではありません。楽しみや予定を残しながら、少しずつ準備を今に合わせていく。その積み重ねが、分割終活です。
カレンダーに次の見直し日を一つ入れ、今日は連絡先だけ確認してみましょう。
参考:法務省|住所等変更登記の義務化に関するQ&A2026年4月からの義務化と申請期限、以前の変更の取扱い
